キッチン・ワルツのプロフィール

「0歳から入場できる音楽と演劇の場を当たり前に」。

世界の名作童話をダイナミックな音楽とスライド画像、歌とお話で上演する「スライド・ミュージカル」や物語仕立てのコンサート「ドラマなおんがくひろば」など、親子で楽しめ子どもの心が育つステージやワークショップを運営しています。


保田真奈(おはなし・うた)Mana Yasuda 

桐朋学園芸術短期大学演劇専攻卒業。

演劇教育協議会「コトドラマ」副代表。

元FM府中「ドラマな学びば!」ラジオパーソナリティー。

俳優・演劇講師・司会・ナレーターを中心に活動。

コンサートのシナリオ作成・演出も担う。

MDA音楽バレエ学校演劇クラス講師として幼児から大学生の指導に注力するほか、

江東区文化コミュニティ財団主催「子どものための演劇教室」でも指導・振付にあたり船橋市中学校演劇連盟において演劇ワークショップの講師を務める。
演劇部外部指導員としても後進の指導を行う。

また、俳優訓練の要素を取り入れた企業コミュニケーション研修講師としても活躍。演劇教育協議会「コトドラマ」副代表。 

 HyperVoice主催朗読コンテストで連続グランプリ受賞。

著作のおはなし「いのちのうた」が㈱雷鳥社よりオーディオブックで販売中。

保田真奈officialblog

 

 

冨永紘加(ピアノ・作曲)Hiroka Tominaga

ピアノ・リトミック教室ぷれいふる主宰。

「親と子と地域がつながる0歳から通えるお教室」をコンセプトに、乳幼児リトミックレッスン、子どもから大人まで幅広い年齢層のピアノ指導を行うほか、地域の子育て支援施設主催のリトミック講師、東京成徳短期大学非常勤講師として幼稚園教諭や保育士を目指す学生のピアノ指導、リトミックの要素を散りばめた音あそび活動の指導に携わっている。また近年では板橋区主催の児童館職員を対象とした親子リトミック実践講座の講師を務めるなど、乳幼児の心と身体と脳の発達を促すリトミック活動の普及に力を注いでいる。

非営利活動法人リトミック研究センター子どものためのリトミック指導者会員、及び幼保一級指導資格、0歳児/1歳児指導資格、上級指導者資格保有。

桐朋女子高等学校音楽科卒業、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業、同大学研究科2年修了。 第16回ヤングアーチストピアノコンクール入賞、第12回JILA音楽コンクールピアノ部門第2位、第9回アールンピアノコンクール第2位、及びシューマン賞受賞。冨永紘加official site


Special Message

キッチン・ワルツに寄せられたスペシャルメッセージをご紹介します

小林志郎先生

東京学芸大学名誉教授・元副学長/有明教育芸術短期大学終身名誉学長

 

演劇を希望する若者たちのエネルギーに満ちていた時代、演劇を学びながら最終的に声優を目指す若者たちのエネルギーに満ちていた時代、そして真摯に演劇と教育というテーマに取り組む若者たちのエネルギーに満ちた時代、と変化してきた。

 

今は演劇教育というよりドラマ教育と言ったほうがわかりやすい。これまで「幼児のためのドラマ」、「小学校のドラマ」、「中高校のドラマ」と学校教育のグレードに対応させて考えるのが普通だった。ところがここ15年くらいの間に、高齢者のための演劇(ウエルフェアー事業としての演劇)が台頭すると時を同じにして、キッチン・ワルツのような若い女性たちが乳幼児のドラマという分野に挑戦しだしました。旧来の教育学者や演劇学者では予想だにしなかったドラマ教育活動です。キッチン・ワルツの冨永紘加と保田真奈の二人は乳幼児と保護者とパーフォーマーが一体化して、空間を共有し、生きるエネルギーを分かち合う演劇・音楽活動を目指しています。結婚し、出産し、そして子育てに追われる体験の中から生まれた、二人のアーティストの音楽とドラマを、子どもたちの未来への祝福として歌い・語って欲しいと願っています。

内海様

板橋区立いたばしボローニャ子ども絵本館 館長

 

私がキッチン・ワルツさんの「ジャックと豆の木」を観覧させていただいたのは、私がいたばしボローニャ子ども絵本館長に就任したその年の秋、杉並区の久我山会館だったと記憶している。折しも長男が中学バスケを引退し、久我山会館近くの高校での練習に参加させてもらっていることもあり、その見学がてら当館の絵本を展示のために配達し、観覧をさせていただくことになった。

おふたりでのグループで、おひとりがピアノを、おひとりがおはなしをということだが、どのような形なのだろうと入場した。

しばらく観覧して、ひとつ後悔した。当時小学校低学年だった長女を、ぜひとも連れてきて一緒に見せるべきだった。ピアノにあわせてリズムよくおはなしが進み、バックには映像が流れる。ピアノは時に音楽になり、時に効果音となり張りのある声に花を添える。まさに聞こえる絵本のよう。

キッチン・ワルツさんが、ぜひマット席のあるところでくつろぎながら観てもらえたらとお話しされていたのが、なるほどと思えた。

とても素晴らしいひとときだった。ぜひみなさんにも観覧をお勧めしたいキッチン・ワルツさんの公演であった。